alt属性(オルト)とは、イメージの代わりとなる文章情報のことで、alternative textが由来です。また、音声ブラウザの読み上げの機能を使用した際に、イメージの内容をalt属性で設定した代替テキストの内容をユーザーに伝えることができます。さらに、コンテンツの関連性を高めるために使用される場合もあります。
alt属性を使用する理由
alt属性を使用する理由は主に4つあります。
- イメージの内容を適切に伝えるため
- 音声機能を使用した際にイメージの内容を文章で伝えるため
- 検索エンジンのクローラーにイメージの内容を伝えるため
- イメージをリンクとして使用するときにリンク先の正しい内容を伝えるため
イメージの内容を適切に伝えるためとは、通信に障害があり不安定であるなどの理由でイメージが表示されないときに、イメージの内容を代替テキストで表すことで訪問者にコンテンツ内容の意味を伝える役割があります。
Webサイトのコンテンツ内容を知るうえで必要なイメージが表示されないとコンテンツ全体の内容を正しく伝えられない場合があります。
音声機能の使用した際にイメージの内容を文章で伝えるためとは、視覚に障害のある訪問者がサイトを利用した際に、音声を読み上げることができるスクリーンリーダーという機能をする場合があります。その際に、alt属性の代替テキストを読み上げることで、正しいコンテンツ内容をユーザーに届けることに役立ちます。
検索エンジンのクローラーにイメージの内容を伝えるためとは、クルーラーにテキストコンテンツでないものの内容を伝えるのが難しい場合が多々あります。alt属性に代替テキストを入力しておくことで、クルーラーがイメージの意味を正確に理解することに役立ちます。そのことで、イメージ検索の上位表示の効果もあります。
イメージをリンクとして使用するときにリンク先の正しい内容を伝えるためとは、イメージをリンクにした場合に、alt属性はアンカーテキストとして使用できます。アンカーテキストは、ユーザーとGoogleにリンク先がどのような内容を持つページかを伝えることに役立ちます。
alt属性設定の注意点
alt属性を設定する際の注意点は、イメージについて正しくわかりやすく書くことです。イメージの中に写っているものが何なのか、何をしているのかなどの状況を内容を正しく表します。また、キーワードを詰め込みすぎて複雑にならないよう心がけます。